Place:  山口県山口市瑠璃光寺 start and goal 
Date: 2010/05/02 to 04

今年もスパルタスロンの練習で萩往還に来た。
今年から 250Kmコースを走れるので、
迷わず 250Kmを申し込んだ。
ところが、出発の前からお腹の調子が悪いし、頭痛も酷くなってきた。
「私はいったいなんて大会に出ようとしているんだ」と、後悔するのだった。
しかし、これぐらいの不調で完走できない様ならば、ギリシャでの完走もない!
思い切って出発するのだった。

まず、新ワカマツAは、1ビンを全部飲むつもりで用意した。
胃腸薬は、新漢方胃腸薬を1箱。
これで、お腹は騙せるだろうか。
あとは、着替えを2着用意した。
靴も、3足。特に最後の萩往還は、モントレールで走ることにする。
去年萩往還のコースの厳しさを思い知ったので。
後、忘れてはいけないのがヘッドライトで、腰に巻くのだった(これを見ると馬鹿な中学生が五月蠅いのだが)。

スタート前、昔ようきんJCで知り合った猪岡さんと会った。
何と、ブラインドランナーを連れて250kmを走るという。
!!!!!え?あの恐るべきコースをブラインドランナーの伴走出来るの?
でも、猪岡さんなら出来るのかなと思ってしまった。
今はそれどころじゃないので、トイレにしかっり行ってからスタートするのだった。
道に迷うといやなので、殆ど一番最後の列からスタートした。

 

それでも、夜が明けて俵島から戻ってくるあたりでは、一人になってしまった。
しかも、地図がよく分からない。しっかり迷った。
仕方がないので、誰か来るまで来た道を戻っていると、何と猪岡さんが来たではないか。
偶然ですね。でも、ブラインドランナーは、どうしたのですか?
え、70Km地点に置いてきた?
そうそう、走れなくなった者は捨てていくのがランナーのさだめ・・・・・・・・・・・・・
違うような気がする。

かなり腹痛が酷くなってきたので、猪岡さんには、先に行ってもらった。
そう、走れなくなったランナーは、ってちがうねん。
でも、こうなったら何とか騙して行けるところまで行くしかない。
ここで止めたら、ギリシャは遠くなってしまうではないか。

もう、記憶も定かではなくなってきた。250kmは、やはり100km走とは別の競技だった。
しかも、道は3回も間違えるし。お腹をかばって走っていたら左足の太ももが腫れてくるし、
かなり最悪になってしまった。
でも、宗頭文化センターでリタイアすることは、何とか思いとどまった。
モントレイル履き替えて再スタート、2回目の夜が来てしまった。
虎ヶ崎で10分ほど気を失ったが、もうお腹の痛さも足の痛さも感覚が無くなったので
再スタートした。昼間とは、うって変わって非常に寒くなった。
しかし、もう、あと萩往還を越えれば、ゴールなので、なんとか前に進んだのだった。
萩往還は、去年よりも石段と、石畳が多いような気がした。
思わず、「いしだだみーーーじごくでーーおとこーをみーがーけー」と歌っていた。
うん、もう正気じゃない。(漱石の名前の由来かな?)

で、どうも、ちゃんとゴールしたようだが。
記憶がない。
後日、発信器を返してないぞ!と、連絡が来たのだが、
そう言えば、返してない様な、勝手にむしり取られた様な・・・・・・
で、後で、発信器が無惨にむしり取られたゼッケンは出てきたのだが。
ちゃんと、調べて欲しいものだ。こちらは、あまり正気じゃないのだから。

で、この大会来年は、どうしようか。
もう少し調子の良い時に走り直してみたいものだ。