日時: 2010年6月27日早朝5:00
場所: 北海道湧別町・佐呂間町・北見市

今年完走すれば10回目で、
ついにサロマンブルーが手に届く。
ところが、前回の萩往還なんて目じゃないほどお腹の調子が悪くなってしまった。
もう、超特急で、食べたら直ぐに出てしまう。
寒気がするので、熱を測ったら38℃あった。
これは、ノロウイルスにやられた様だ。
こんな状態でのこのこ出て行ったら犯罪かな?

いや、待て。
口蹄疫対策で十分消毒はされるはず。
では、きっとノロウイルスも消毒されるのではないだろうか?
一縷の望みをかけて、正露丸を5〜6粒飲んで出かけるのだった。
走行中は、ワカマツとパンシロンを飲むことにした。
運が良いことに飛行機に乗っている間に調子が戻ってきた。

これは、いけるか?でも、またいつ超特急になるか分からないので騙しながら走ろう。
と、まず、十分トイレに行ってから・・・・・
と並んでいるとスタート時間になってしまった。
慌てて走って行って、一番最後からスタートした。
今年は、参加人数がやけに多くて、スタートラインを超えるまで5分はかかってしまった。

それにしても、口蹄疫の消毒はまさに過剰反応だった。
荷物預けのときに、頭から消毒液をかけられたと思ったら、スタートラインにも消毒マットが。この後、チェックポイント毎に消毒マットがあった。
曲がり角には、消石灰がたっぷりまいてあった。
これなら、ノロウイルスだって死滅するかも。

敵は、腹痛と頭痛と消毒だけでは無かった。
今年は暑くなった。
10時ごろには30℃を超えてしまった。
パンシロンを飲むために水を持って走ったのが幸いだった。
水が切れてリタイアする人が続出するサバイバルゲームの中で生き残ることが出来た。
それにしてもパンシロンは不味い。

思わず、「パンチロンで地論ちろんちろん」
と歌いながら飲む。また意識が切れそうになった。
でも、あの先頭を走っている黒人は速いね見たことがある様な?
あ、ワイナイナでした。
実は、果敢にもワイナイナに挑んだ猛者もいたそうだが、結局優勝はもっていかれたそうだ。

何とか、ゴールにたどり着いた。
ワッカ原生花園が曇っていたので助かった。
記録は、10時間6分。自己最悪記録を1時間も更新したのだった。
でも最悪の状態で何個も幸運が重なってゴール出来たのだから喜ばないといけない。
しかし、ノロウイルスは、誰にもうつしてないだろうか。

ワイナイナの表彰式でも、撮影しよう。
もう、たかが100km走った位でボロボロだったので、北海道新聞が、ただで撮影してくれるというのを、断ってしまった。
あまり何も食べる気がしないので、
完走パーティーもパス。
バスに乗って宿舎へ戻るのだった。
ああ、温泉が近くにあって良かった。
温泉につかっていると、かなり回復した。
一応食べ物が食べられる様にはなった。

ちょっと恥ずかしい記録になってしまったが、
これで、サロマンブルーを獲得した。
来年は是非ブルーゼッケンで・・・・・・・・・・・
え、ワッカ原生花園を踏み荒らしたから来年は無いって?
えーそんな余裕ランナーにはないから
別の人じゃないの?
もしかすると、口蹄疫対策に気が取られて
自然を大切にしましょうとスタッフに言うのを忘れていたから?
来年、中止になったら署名活動でもするか?