日時: 2012年6月17日 朝5:00
場所: 島根県隠岐の島町

母が死んで、ホームページをいじる気がしなかったので、この大会まで記録も残せませんでした。
萩往還も完走したのですが、もう、忘れてしまいたいような惨状でした。
この大会も、動かない足を引きずりながら、何とか走るのでした。

それにしても、隠岐は何年ぶりだろうか?

懐かしさの反面、今の状態で完走できるか不安でいっぱいでした。
先月の萩往還でやってしまった肉離れはまだ完治していませんし。

観光を楽しむ気にもなれず、スタートしました。
騙しながら走っていると、かなりきついことに気がつきました。

どうも、100kmにしては、アップダウンが激しいコースのようです。
これは、記録狙いなんて出来る訳がありませんし、完走も怪しいところです。
しかし、数年前隠岐島ハーフマラソンで走った風景が蘇って、懐かしくなりました。
あの時は、入賞したりして、速かったものです。
今は、かたつむりの様に進むのでした。

もう記憶が曖昧になってしまいましたが、
何処まで行っても、同じ様なアップダウンの繰り返しの様でした。
まあ、萩往還の千畳敷よりましかな?
とにかく、足が言うことを聞かないので
慎重に進むのでした。

そして、ゴール。
島の人が盛大に迎えてくれました。
が、記録は最悪で11時間を3分オーバーして、自己最悪記憶の更新でした。
完走できただけでも、有り難いか。
これでは、スパルタスロンの参加資格なしですね。もっとも、去年完走しているので出られますが。

次の日、フェリーで帰りました。
見送りの紙テープが悲しいです。
なんだか、帰りに海に飛び込んで、全てを終わらせたいような、気になってしまいました。

そこへ、猪岡さんが、現れて「あれ、大山さんも参加していたのですか」
と、言ってきました。
「はあ、一応、サロマはもうサロマンブルー取ってしまったので」と、応えておきました。

次に、大谷さんが現れて「いやー、ギリシャでご一緒した大谷です」と言ってきました。
「はあ、今年も完走しましょう」と応えておきました。

そうして、海に飛び込む気が失せました。
なかなか運の良いやつです。
スパルタスロンをもう一度完走するまでは、生きていようと思うのでした。

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